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ドライアイ

ドライアイは涙の量が不足したり、涙の質が低下することで、目の表面が乾燥し、目の不快感や視界のぼやけを引き起こす病気です。長時間のパソコン作業やスマートフォンの使用、空調による乾燥した環境などで症状が悪化することがあります。また、コンタクトレンズを使用している場合、涙の層が不安定になり、目の表面が乾燥しやすくなります。

ドライアイには「水分不足型」と「蒸発亢進型」の2種類があり、涙の分泌が低下することで発症する場合と、涙が過剰に蒸発することで発症する場合があります。加齢やストレス、睡眠不足、ホルモンの変化なども影響を与え、涙の質を変化させることがあります。これにより、目の乾燥感やゴロゴロする異物感、まばたきをすると痛みを感じるなどの症状がみられます。

ドライアイの治療には、点眼薬の使用が一般的ですが、症状が強い場合は「涙点プラグ」を用いた治療が行われます。涙点プラグは、涙の排出口である涙点に小さな栓を挿入し、涙の流出を抑えることで目の潤いを保つ治療法です。

涙点プラグにはシリコン製とコラーゲン製のものがあり、コラーゲン製のプラグは特に自然な装着感が特徴です。コラーゲン製のプラグは、体温によってゼリー状に固まり、涙点を塞ぐことで涙の排出を抑えます。時間とともに分解されるため、一定期間後には自然に消失し、必要に応じて再挿入が可能です。これにより、異物感が少なく、涙点の刺激による肉芽形成のリスクも低減されます。

液体コラーゲンプラグは、冷たい状態では液体ですが、体温で固まる性質を持っています。涙点から細い管を通じて注入されると、涙小管全体に広がり、涙の排出をコントロールします。効果は約2~3カ月持続し、時間とともに分解されるため、繰り返し治療が可能です。異物感がほとんどなく、点眼麻酔のみで施術できるため、負担の少ない治療法として注目されています。

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