まぶたが腫れている
まぶたの皮膚は非常に薄くデリケートなため腫れやすい部分です。
目をこすってしまったり、寝不足などでむくんでまぶたが腫れることもあります。
また、下記のような病気によりまぶたの腫れが見られます。
・麦粒腫
いわゆる「ものもらい」と言われるものです。細菌感染によりまぶたが赤くはれて痛みを伴います。抗菌薬の使用で改善することが多いのですが、腫れが強い場合は切開・排膿が必要になることもあります。
・霰粒腫
麦粒腫と似ていますが、腫れの中にしこりができます。痛みがないこともありますが、細菌感染を起こすと赤くはれて痛みを伴うこともあります。腫れの状態により抗菌薬やステロイドなどの炎症を抑える薬を使います。しこりが吸収されるのに数か月かかることもあります。しこりが大きくなる場合には手術でしこりを取り除く場合があります。
・アレルギー
アレルギーによるまぶたの腫れが生じることがあります。花粉や、化粧品、食品などが原因となりアレルギー反応でまぶたの腫れが生じ、かゆみを伴います。抗アレルギー薬やステロイド薬を使って治療を行います。
・眼瞼炎
まぶたに炎症が起こっている状態を眼瞼炎といいます。原因は細菌感染やウイルス感染、アレルギーなどさまざまなものがあります。炎症を起こしている原因を突き止め、適切な治療を行うことが大事です。